本は自分の知らない世界に誘ってくれる魔法の玉手箱!_
この記事では、平岩正樹氏著「人生は五十からでも変えられる」の書評を紹介します。
レ 人生にまだまだ挑戦したい方」
レ 自分の可能性に満足していない方
こんな思いを持っておられる方は是非参考にしてください。
「人生は五十からでも変えられる」の要約
本書は外科医である平岩正樹氏が、3回目の東大に入学し文学部を卒業するまでの挑戦が書かれています。
◉第一部〜トライアスロンで銀メダルを取るまでの自分との戦い
◉第二部〜文学部で出会った本当の感動
◉第三部〜フィリピンの極貧スラムでのホームステイ
この三部構成になっています。
「人生は五十からでも変えられる」を読んだ感想
この本はとにかく平岩氏のバイタリティ溢れる生き方が描写されています。筆者もこの本から刺激を受けて今このようにブログを書くところまで行き着きました。
読み始めたら一気に最後まで読了してしまいます。よくスポーツ選手の活躍とか見て「パワーをもらいました」って言う方がいますが、正にこの本がそうです。
年齢を重ねると、「もう年だから」とか、「そんなパワーは無いよ」とか、「今更もう遅いよ」なんて言う言葉を発してしまいがちですが、それらの言葉を全て否定してくれる情熱が沸々と湧いてきます。
また、トライアスロンの練習をし過ぎて死にかけたにも関わらず、頭の痛みがひどい中試験を受けた下りは凄すぎて尊敬してしまいます。
現代日本は人生100年時代なんて言われますが、ただ命を長引かせても虚しいですよね。だったら、平岩氏の言うように新しい事に挑戦して人生を変えて見せようではありませんか。
ただ平岩正樹氏のパワーは常人のはるか及ばないところにありますが!
それまでの自分では気付けなかった自分に出会えると確信しています。
「人生は五十からでも変えられる」の中で心に残る言葉
一、「新しい道はどこにでも転がっているのだけど、古い道しか見ない人は新しい道に気づかない」
一、「人生の夕日の時間を輝いて生きる」
一、「新しく物事を始めるのに遅すぎると言うことはない。遅いと思い込むことは脳の老化なのだ」
これらの言葉を素直に受け入れられることは、即ち前向きに生きている証拠ではないでしょうか。
どうしても、歳を重ねると面倒臭いとか、今度やろうとか言い訳ばかりが先に立ってしまいがちです。
また50を超えていなくても、心を刺激してくれる言葉、描写がここかしこに描かれています。
著者、平岩正樹氏について
平岩正樹氏は1953年生まれの外科医です。1回目の東大卒業後、富士フィルム勤務を経て2回目の東大理科三類(医学部)に再入学。同大学医学部を卒業。その後東大病院第一外科、国立がんセンター等を経て現在もがん治療にあたっています。
著書も癌に関するものを多数執筆されています。「がんで死ぬのはもったいない」「医者の私ががんに罹ったら」「あなたの癌治療の不安に答える」等。
人生は五十からでも変えられるの書評のまとめ
本書をハウツー本として手に取った方には期待はずれの本ですが、沸々と心から変わりたいと思っている方にはストライクの内容です。五十という年齢が何を意味するのか、しないのか。
若いうちにいろんなことに挑戦できた人には何を今更と思われるかもしれませんが、いろんなしがらみで挑戦できずに、目の前のことに全力を尽くしてきた人には心躍る本です。
平岩氏の歯に衣着せない発言があちこちにありとても気持ちいい読後感です。
10年も前に出版された本ですが色褪せる事もなく普遍の気持ちを伝えてくれます。
ぜひ手に取ってみてください。
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